症状別のご案内
当院では、現代医学的な身体の理解と、東洋医学(経絡・気血・陰陽論)を踏まえた施術を組み合わせて行っています。
症状は単なる一部の痛みや不調として現れるのではなく、全身のバランスの乱れとして表れることが多くあります。
特に東洋医学では、症状を「部分」ではなく「全体」として捉え、身体の内外・気血の流れ・臓腑の働きと関連づけて施術を考えます。
以下に、よくご相談いただく症状と、それに対する当院での施術方針をご紹介します。
主な症状と施術の考え方
- 肩こり
肩こりは単なる筋肉疲労だけでなく、肝気の滞りやストレス、自律神経の乱れとも関係します。経絡では「胆経・三焦経」と関連が深いとされ、局所への指圧だけでなく、全身の巡りを整える鍼灸を組み合わせます。 - 腰痛
腰は「腎」と深く関係し、東洋医学では生命力の源とされています。慢性腰痛は腎虚や冷えが背景にあることが多く、温灸や深部を調える経絡治療を取り入れます。急性腰痛では気血の滞りを解消する手技が中心となります。 - 頭痛・眼精疲労
頭痛は「肝陽上亢」や「気血不足」など、複数のパターンがあります。眼精疲労は「肝」と「腎」のバランスが崩れることで悪化することも多く、目の周囲だけでなく全身の気血を調整します。 - 自律神経の乱れ・不眠
東洋医学では「心」と「腎」の不調和が不眠や不安感を招くとされます。現代医学的には交感神経の過緊張が関与するため、深い呼吸を促す指圧や、経絡の流れを整える鍼灸を用いて心身を鎮めます。 - 冷え・むくみ
冷えは「陽気不足」、むくみは「脾腎の機能低下」と関連します。棒灸・せんねん灸など温熱刺激を用いた施術で、全身の代謝と巡りを高めていきます。 - 男性特有のお悩み
「肝・脾・腎」の三臓の調和が重要です。体質を見極めながら、反応点を中心に、心身両面から整えていきます。
反応点を見つけます!
症状はそれぞれ異なって見えますが、身体の奥でつながり合い、全体のバランスの乱れとして現れています。
当院では、指圧・マッサージによる調整、鍼による反応点、灸による温熱刺激を組み合わせ、体質や症状の背景に応じて施術を行います。
「症状別」ページでは、各症状に対しての詳細な解説と、当院での具体的な施術法をご紹介しています。
ぜひご自身のお悩みに近いページをご覧ください。