肩が痛いと相談がありました。
チェックしてみると五十肩ではありませんでした。
腕を後ろに反らせると脇が痛い。
激しい運動も思いつくこともないという。
どこが痛いか全身イラストにご自分でチェックしていただいた。
腕と肩の付け根にチェックされた。
ここにチェックされる方は少ないので興味がわきました。
肩が上がらない場合でも首にチェックされる方が多いのです。
話をきいてみるとキーボードの位置に違和感を感じるとのこと。
違和感のあるまま日にちが経ったらある日突然発症。
「激しい運動をしたわけでもないのに腕を後ろに反らせると脇が痛い」
全身指圧をしました。
胆経ライン(側部)が頭から脚まで反応が見つかりました。
トラブルの場所は脇の下でした。
原因は、おそらくですが仕事中の噛みしめ等の癖です。
首のコリが肩甲骨の痛みや腕を上げると痛み、腕の痺れなどの原因に
なることがあります。
その下にある腕神経を圧迫します。
そして痺れが出現します。
もうひとつ脇の下の根本原因
顎関節と関係の深い第二頚椎に付着する筋肉のコリ。
顎関節症関連で必ず影響するのが第二頸椎。
内からの感情的なストレスにも敏感に反応すると言われていますが噛みしめるのではないかと推測します。
口の開閉運動は顎関節と環椎後頭関節の協調運動です。
口が開閉するとき頭が前後に動きます。
このとき首に負荷がかかります。
特に大きい負荷は、閉めた時です。
もっと負荷がかかるのは、歯ぎしり、噛みしめ、食いしばりなどの動作です。
顎関節は、もとより頸椎、特に第2第3に強い負荷がかかり、コリができます。
そして胸鎖乳突筋のコリ。
ここもストレスに反応することは知られています。
まわりまわって脇の下にコリを作り手を上げると痛い状態に。
顎関節症由来の黒瀬の施術
顎関節、頚椎のコリ
閉口筋と呼ばれる
側頭筋、咬筋、内外翼突筋
関連する胸鎖乳突筋、斜角筋
それらに関連する胸筋と関連する経絡を導き出して施術します。
黒瀬の指圧・鍼灸はパターン化してないオーダーメイドの施術です。